XJMail 1.31 の操作法 ktkawabe@hi-ho.ne.jp 目次 ----------------------------------------------------------------------- 0: 前準備 1: 設定 1-1: 一般設定 1-2: 受信設定 1-3: 送信設定 1-4: 画面の設定 1-5: その他に設定可能な事 2: メイルを読む 2-1: 基本 2-2: マルチパートの表示 2-3: 添付ファイルとエンコーディング 2-4: 専用ビューアのコマンド 3: フォルダとファイルの管理 3-1: マーク 3-1-1: 条件に合うメイルをマーク 3-2: メイルの移動、コピー、削除 3-3: フォルダ間の移動 4: メイルを受ける 4-1: 手動での受信メイルの選択 4-2: 自動受信 5: メイル原稿を書く 5-1: 新規メイル 5-2: 返信 5-3: ヘッダと本文 5-4: 再編集 6: メイルを送る 6-1: まとめて送る 6-2: 一通だけ送る 6-3: POP before SMTP 6-4: 受信後送信 6-5: いわゆる半角カナ 7: アカウント管理 7-1: Account Manager 7-2: アカウントの変更 7-3: 新規アカウントの作成 7-4: アカウントの削除 8: 他のメイラからのメイルの読みこみ/その他 9: その他の機能 10: よくある質問とその回答 11: 不具合の報告 ----------------------------------------------------------------------- 0: 前準備 メイルの送受信には、モデムなり赤外線ポート付き携帯なりが必要です。また、 ご使用になるインターネットサービスプロバイダの設定が必要です。これらに ついては、コントロールパネルを使って、適当に設定して下さい。 1: 設定 最初に起動すると、アカウント名を聞いて来るので適当に入力します。とりあ えずアカウントの概念を知らなくてもXJMailを使う事は出来ますので、あまり 考えずに入力しましょう。アカウントについての詳細は、7:を御覧下さい。 アカウント名に日本語を使うのは(UniFEP V2環境で、入力可能だったとしても) やめておいた方が良いでしょう。 次にこのアカウントで使用する設定を聞いてくるので、これも適当に入力して ください。初回起動時には、本マニュアルに記載されている 1-1: 一般設定、1-2: 受信設定、1-3: 送信設定 の設定画面がこの順番で開きます。設定の詳細につきましては、それぞれの項 目を御覧下さい。 これらの設定は、後でメニューのSettingを選んで変更する事も出来ます。 1-1: 一般設定 General Setting (メニューのSettings->General) 一般的な項目、もしくは送受信双方に関係する項目を設定します。 ・External Editor: メイルを書くのに使う外部エディタを指定します。 Extrasバーに現れるアプリケーション(例えばJMemoなど)であれば、 JMemo というようにプログラム名だけを入力すれば良いのです。プログラム がExtrasバーに現れないOPLプログラムである場合、フルパスを入力し なければなりません。 例えば、 d:\programs\edit.opo というプログラムを使いたければ、 d:\programs\edit.opo とそのまま書けば良いのです。 注意) 使用出来るエディタは、SJISテキストを直接編集出来て、 他のプログラムから呼び出す事の出来るものなら何でも構い ません。XJMail開発者は、その様なエディタとして JMemo Private Patch版 Note (両方とも http://www.hi-ho.ne.jp/~ktkawabe/から取得可) UniED (http://homepage2.nifty.com/cars/ から取得可) を配布しています。 他に何があるのか知りたければ、 あけぼのの里 (http://psion.itatei.gr.jp/) Psi'F'Rush (http://www.psifrush.com/) 等の日本語レビューサイトを御覧になると良いかもしれません。 ・External Viewer: メイルを読むのに使う外部ビューアを指定します。何も指定しなければ、 自動的に専用のビューアを使う事になります。指定方法は、エディタと同 様です。 ・Message Folder: メイルを格納するトップディレクトリが表示されています。このディレク トリの下に、任意のディレクトリ構造を作成する事になります。 XJMail自体には、このディレクトリの指定に関する制限は何もありません が、エディタが\systemフォルダ以下のファイルを編集できないようになっ ている場合には、このディレクトリは \system以下に作っても無意味です。 また、\System\Apps\XJMail\tmp というディレクトリは、XJMailが様々な 一時ファイルを作成するために使用しますので、このディレクトリを Message Folderにする(もしくは Message Folderのサブフォルダとして使 用する)事は避けた方が良いでしょう。 初回起動時にはこの欄は空欄となっており、この状態でOKボタンを押すと、 ディレクトリ選択ダイアログが自動的に開きます。 ディレクトリを変更したい場合、Change Message Folderボタンを押し、 ディレクトリ選択ダイアログを表示しましょう。新規にディレクトリを作 成したいのであれば、ディレクトリ選択ダイアログが表示された状態で Create New Folderボタンを押しましょう。 ・Automatically Disconnect: これをチェックしておきますと、メイル受信、もしくは送信、もしくは受 信後送信の後、即座に通信を切断します。 1-2: 受信設定 Incoming Setting (メニューのSettings->Incoming) メイル受信に関する設定をします。現在、XJMailはPOP3とAPOPに対応しており ます。 ・POP Host Name: POPサーバ名、またはサーバのIPアドレスを記述します。 ・POP User Name: POPユーザ名を指定します。 ユーザ名というのはメイルアドレスとは異なる場合があります。 良く分からなかったら、まずご自分のメイルアドレスから"@"以下を除い たものを入力してみてください。 ・Current Password: 現在のパスワードが、1文字につき"*"一個で表示されています。最初はも ちろん何も表示されていないはずですから、下のNew Password欄に入力し ましょう。 ・New Password: パスワードを新規登録、または変更したい場合には、ここにパスワードを 入力します。パスワードは、Current Passwordと同様に、"*"で表示され ます。OKボタンを押した後に、確認のダイアログが出るのでもう一度同じ パスワードを入力して下さい。確認時にEscキーを押すと、パスワードの 変更は行われません。 ・Advancedボタン: これを押すと、Advanced POP Settingsダイアログが出て、以下の設定が 出来るようになります。 ・Don't ask before downloading: ダウンロードを自動で行うのか、行わないのかを決定します。 これをチェックしておくと、ダウンロード時に自動でダウンロードされ ます。 どのファイルをダウンロードするのか、ダウンロード後にそのメイルを サーバから消去するのかしないのか、については、設定(後述)がそのま ま適用されます。 チェックしなければ、POP接続時にユーザーがメイルのリストを見てどの メイルをどの様に操作するのか(コピー/移動/消去/一部ダウンロード等) 自分で決定し、ダウンロードボタンを押してダウンロードする、という 流れになります。 ・Leave Messages on Server: ダウンロードしたメイルをサーバーにも残すのか (チェックした場合) 残さずに消去するのか (チェックしない場合)を決定します。 自動ダウンロードでは、この設定に従ってメイルを消去するかしないか が決定されます。 メイル選択画面を見ながらのダウンロードでは、特別なにもしなければ この設定に基づいて 消去する/しない が決定されますが、手動で個々の メイルについて消去する/しない を設定する事も可能です(後述)。 ・Reject mails larger than (kBytes): ファイルのサイズ制限を設定します。 あまり大きなメイルをダウンロードしたく無いという場合に、ここで設定 しておくと便利です。特に、自動ダウンロード設定にしておいて、知らな い間に4MBものメイルをダウンロードしようとされたりすると困る、とい う場合にはこれを設定しましょう。 サイズに関わらず全てのメイルをダウンロードしたい場合には、ここを-1 にします。 ここの数字を例えば1024にしておくと、1024kB以上のメイルはダウンロー ドせず、サーバに残します。 手動ダウンロード時には、メイル選択画面の初期状態はこの設定を反映し ますが、敢えて大きいメイルをダウンロードする事ももちろん可能です。 ・Peek into large mails: これをチェックしておくと、上記のサイズ制限の指定に引っかかるような 大きなメイルについて、先頭の方をちょっとだけダウンロードするように 出来ます。 自動ダウンロード時、ファイルサイズ制限を -1(制限無し)に設定している 場合、この設定は当然無視されます。 手動ダウンロード時には、メイル選択画面の初期状態はこの設定を反映し ます。 ・Lines to fetch when you peek: Peek into large mailsをチェックしている場合、「先頭の方をどれだけダ ウンロードしたいのか」を行単位で指定します。 例えばこれを1にすると、サイズ制限にひっかかるようなメイルは、ヘッダ に加えて本文が一行だけダウンロードされます。 ・APOP Authentication: この設定項目は、APOPモジュールがインストールされている場合だけ設定 可能です。 (APOPモジュールがインストールされていなければ、この設定項目のチェッ クボックスが そもそも出現しません)。 チェックするとAPOPを、チェックしないと通常のPOP3を使用します。 APOPとは、POP3にパスワード盗聴防止のための仕組みを付加したものです。 通常の POP3では、パスワードが平文のままインターネット上を流れるため、 容易に盗聴可能であるという欠点があります。 APOPを使えば パスワードが暗号化されるので、悪意を持った人にパスワー ドを盗聴されることを防ぐことができます。 しかし、APOPの普及度は POP3ほどではなく、プロバイダの対応状況も、外 部からの接続には APOPを必須としているところがある一方で、APOP 自体 を認めていないところも存在するなど、様々です。 APOPを使うべきか POP3にするべきかについては、お使いのプロバイダにお 問い合わせの上判断してください。 APOP モジュールのインストール法については、install_jpn.txt を御読み 下さい。 1-3: 送信設定 Outgoing Setting (メニューのSettings->Outgoing) メイル送信に関する設定をします。 ・SMTP Host: SMTPホスト名、もしくはIPアドレスを入力します。 ・From: 自分のe-mailアドレスを入力します。 ここでは日本語を使用なさらない様にお願いします。どうしても日本語を 使用したい場合、メイル原稿(→ 5:)の段階で、テキストエディタでいち いち手で入力して下さい。 ・Attach Signature メイルの最後に常に特定のテキストファイルの内容を付加したい場合に チェックします。テキストは日本語文字列であればSJISで、DOS形式の改 行コードになっていなければなりません。最初の起動では、このチェック ボックスにはチェックしていない状態でダイアログが現れ、ファイル名入 力の欄は存在しない状態になっています。ここをチェックしてOKを押すと、 チェックボックスの下にファイル名を指定するための欄が出てきます。 Select Signatureボタンを押して、ファイルを選択して下さい。 ・Authentication 送信動作を行う前に、何らかの認証動作を行う様にします。認証の種類と しては、デフォールトではPOP before SMTPだけが使用可能ですが、 SMTP AUTHモジュールをインストールする事で SMTP AUTH (CRAM-MD5)と SMTP AUTH (LOGIN)を利用できるようになります。どの認証方式を使用す るかは、Advanced settingで設定します。 御使用のインターネットプロバイダによっては、このオプションを設定し ないとメイルの送信が出来ない場合がありますので、プロバイダの案内を 読んで使用するかしないか決めて下さい。 注意) SMTP認証には複数の認証方式がありますが、XJMailがサポート するのは CRAM-MD5と LOGINだけです。CRAM-MD5認証方式では 認証のために必要な(パスワード等の)情報は暗号化されてサー バーに送らます。 一方、LOGIN認証では、認証のための情報は全く暗号化されず に送られます。このため、もし SMTP認証を使わねばならない のであれば、CRAM-MD5の方が LOGINよりも遥かに安全です。 プロバイダによっては CRAM-MD5をサポートしないが LOGIN認証 はサポートされている場合がありますので、LOGIN認証はそのよ うな場合にだけ仕方なく使うものだと考えてください。 SMTP AUTH のインストールについては、install_jpn.txt を参照してくだ さい。 ・Advancedボタン: これを押すと、Advanced SMTP Settingsダイアログが出て、以下の設定が 出来るようになります。 ・Always attach Reply-To: 全ての送信メイルにReply-To:フィールドが生成され、ここに入力した文 字列が付加されるようになります(ここに何も入力しなければ、Reply-To: フィールドは生成されません)。 御自分が何をしたいのかはっきりと把握している場合で無ければ、この設 定は使わない方が良いでしょう。 例えば、メイリングリストにわざわざ Reply-To:を付加したメイルを投稿 するのは、「余計な事をわざわざ設定している」という事になりがちです。 デフォールトでは、ここは空欄になっています。 ・No Message-id: and Date: デフォールトではチェックされていません。 ここをチェックすると、XJMailは送信メッセージに Message-id:とDate: を付加しませんので、Message-idとDateフィールドが最終的に付加される かどうかはサーバ次第になります。通常、ここをチェックする必要はあり ません。 ・送信設定で SMTP authenticationにチェックしてある場合、認証関連の設 定項目がAdvanced SMTP Settingsダイアログに追加されます。 ・xjm_SMTPA.opoモジュールがインストールされている場合、 "Change AUTH Type"ボタンがAdvanced SMTP Settingsダイアログに追加さ れます。 ・POP before SMTPを使う場合、以下の3つの設定項目が現れます。 "wait before SMTP": 認証動作後、メイルをすぐには送信せず、ここに設定された時間だけ 待ちます。デフォールトではゼロです。 認証にかかる時間が大変長く、ゼロにしていると認証を弾かれてしま う場合があるという報告を受けていますので、この様な場合にだけこ の値をゼロ以外に設定して様子を見て下さい。 "Max retry": 認証に失敗しても、ここに設定された回数だけ再トライします。 "Timeout" : ここに設定された時間内に認証が成功しなければあきらめます。 ・SMTP AUTH (CRAM-MD5)または SMTP AUTH (LOGIN)を使用する場合、以下の 3つの項目が現れます。 "User name": 文字通りSMTPに使用するユーザー名です。 "Current Password": SMTP認証に使用するパスワードです。 "New Password": パスワードを新規設定もしくは変更する場合、ここに入力します。 1-4: 画面の設定 画面構成を御自分の好みに応じてある程度変更する事が出来ます。 1-1:から1-3:までと異なり、この設定は、初回起動時には自動的にデフォール ト値が使用され、ユーザーに設定を促す様なダイアログは表示されません。メ ニューから選択する事も出来ません。この「画面の設定」は、普通のEPOCアプ リケーションと同様に、ctrl+kに割り当ててありますので、試してみたい方は ctrl+kを手で入力して下さい。 ただし、表示の幅に関する値("Subject:" width, "From:" width)を変更して しまうと、その後にフォルダの再読み込み(Refresh)が必要になる可能性が大 変高いです。再読み込み自体は、必要な時に自動的に行われるのですが、フォ ルダに入っているメイルの数が大きい場合には大変長い時間がかかります。 従って、XJMailを使用しはじめた段階で色々試して好みの値を決めてしまった ら、後は変更しない事をお勧めします。 UniFEP環境で、なおかつjiskanフォントや互換フォントをインストールしてあ る場合には、フォント種をUniFontとjiskanのどちらかから選択する事が出来 る様になります。 普通のEPOCアプリケーションと同様に、Ctrl+tでツールバーの表示/非表示を 切り替えます。 1-5: その他に設定可能な事 * フォルダ/ファイルのセレクタダイアログ。 これは、フォルダを選択したり、新規作成したりするときに使われるもので す。XJMailでは、ユーザーが好みに合わせて 使用するダイアログを選択出 来る様に、フォルダ/ファイルセレクタの部分は インストールドライブの \system\apps\XJMail\xjm_fdlg.opo というモジュールとして提供されます。 EPOC標準のフォルダセレクタには、大きな CF (NetBookでは大容量の microdrive等)を使用している場合に動作が大変遅くなるという欠点がありま すので、デフォールトではこの問題を回避するために FileFolderOPXに含ま れるGUIセレクタを使用しますが、上記モジュールを別のものと入れ替える事 で、他のものを使用する事が可能です。 2002年6月23日現在、FileFolderOPX版を含めて以下の三つのものが提供され ています。 fdlg_std.zip (EPOC標準、使いやすいが大変遅い) fdlg_ndirnav.zip (nDirNav版 GUIセレクタ) fdlg_ff.zip (FileFolder版 GUIセレクタ) 使用法については、これらのファイルを解凍して得られるドキュメントを参照 してください。 デフォールトでインストールされるFileFolder版のセレクタは、使用法を読ま ずともそれなりに使用する事が可能だと思いますが、使用法を理解して使えば 作業効率を飛躍的に向上させる事が可能です。是非 folderselector.txt をお 読みになる事をお勧めします。 2: メイルを読む 2-1: 基本 起動後の画面では、画面上部に現在のアカウント名、フォルダ名、このフォルダ に含まれるメイル数が表示されています。はじめて起動する場合、inboxフォルダ で、メイルの数が0と表示されているはずです。 画面右にはツールバーボタンが配置されています。また、ツールバーの横にペー ジめくり用のボタンが二つ配置されています。 もしメイルがある場合には、そのメイルの種類、番号、差出人、要件、日付、サ イズが表示されます。例えば M 0004: ktkawabe@hi-ho.ne.jp: XJMail発表 : 3/08: 56k 0005: ktkawabe@hi-ho.ne.jp: 早速バグ(Re: XJMail発表) : 3/09: 1k の様な形式です。左側のMは、このメイルがマルチパートである事を示します。 マルチパートでなければ、ここには何も表示されません。 メイルの番号は、必ずしも1から順番に並ぶとは限りませんが、番号が大きいほど 最近このフォルダに入れられたメイルである事を表します。 画面の下に行くほど新しいメイルが表示されています。 ・メイルの選択と画面移動 カーソルキーでカーソルを移動するか、もしくはペンでメイルをタップし、メ イルを選択する事が出来ます。一画面に入りきらないほどメイルの数が多い時 には、カーソルキーで一つずつ移動して画面をスクロールさせて行くか、 p/Del/PgUp/→もしくはn/tab/PgDn/←で前画面もしくは次画面に移動するか、 もしくはちょっとスクロールバーに似た画面めくりボタンをタップして画面移 動する事が出来ます。 ">" キーで最後(最新)のメイルに、また "<" で最初のメイルに移動する事が 出来ます。 ・メイルの表示 選択されたメイルをタップするか、Enter/Spcを押すと、そのメイルを表示しよ うとします。外部ビューアの設定がされているなら外部ビューアが、そうでな ければ専用のビューアが起動します。 普通の(マルチパートでない)メイルでは、ビューアが終了すると同時に「次の メイルを読む(Next)」か、「前のメイルを読む(Previous)」か、「何もしない (Quit)」かを問うダイアログが出ます。基本的に、Enterキーを押しつづけてい れば、どんどん新しいメイルを読んで行く事が出来るでしょう。 2-2: マルチパートの表示 マルチパートメイルでは、各パートが別々に表示されます。 あるパートを読み終わりましたら、普通のメイルの終了時と同様、次に進むか、 前に戻るか、何もしないかを問うダイアログが出ます。そのパートが最後のパー トであれば、「次に進む」を選択すると次のメイルに移ります。そうでなければ そのメイル内の次のパートを表示します。前に戻るも同様です。「何もしない」 場合、メイル選択画面に戻ります。 2-3: 添付ファイルとエンコーディング メイル内容や添付ファイルがBase64もしくはquoted-printableでエンコードされ ていた場合、Content-Typeがtext/plainで無ければ、ユーザーはその内容をデコー ドしてセーブするか、何もしないか、どちらかを選択することになります。 メイル内容がXJMailに解釈出来なかった場合、「とにかく日本語テキストだと 思って表示を試みるか、何もしないか」選択して下さい。 2-4: 専用ビューアのコマンド 専用ビューア使用中には、以下のコマンドが使えます。 ビューアを終了 --- Esc/Ctrl+e 次ページ --- n/Ctrl+n/Tab/PgDn/Enter/Spc/→ 前ページ --- p/Ctrl+p/PgUp/Del/← 一行下スクロール--- 下カーソル 一行上スクロール--- 上カーソル 次のメイルに移動--- N/Shift+Ctrl+N/shift+→/ctrl+Enter 前のメイルに移動--- P/Shift+Ctrl+P/shift+← エディタ起動 --- Shift+Enter Replyする --- Shift+Ctrl+R 簡単なヘルプ --- Shift+Ctrl+H 3: フォルダとファイルの管理 XJMailでは、一つのメイルが一つのファイルとして管理されます。 ファイルはmessageディレクトリの下にある任意のディレクトリに格納する事 が出来ます。 3-1: マーク 画面一番左に"*"が表示されているメイルには、マークがついています。 マークは、メイルをまとめて操作する場合に使用するものです(後述)。 mキーを押すか、もしくはmenu->Marks>Mark current messageで、現在選択さ れているメイルにマークをつける事が出来ます。 Shiftを押しつつペンで任意のメイルをタップすると、そのメイルにマークを つけた後、そのメイルが選択され反転表示となります。 もしそのメイルに既にマークがついていれば、mもしくはShift+タップでマー クを外す事が出来ます。 aキーもしくはmenu->Marks->Mark/Unmark allで、全てのメイルにマークをつ ける事が出来ます。この場合、一つでもマークのついていないメイルがあれば、 全てのメイルにマークがつきます。既に全てのメールがマークされていた場合 には、全てのメイルのマークが解除されます。 マークされたメイルが存在する場合、メイル一覧画面上の任意の位置で Shift+上下カーソルキー を押すと、「現在のメイルより上もしくは下にある、マークされたメイル」が 選択状態になります。 3-1-1: 条件に合うメイルをマーク ?キーもしくは menu->Marks->Pick and mark messagesで、現在のメイル一覧 表示画面の中を検索し、条件に合うメイルにマークをつける事が出来ます。 注) 現在は日本語の検索は出来ません。 文字列の入力を促すダイアログが出ますので、希望の文字列を入力して下さい。 大文字小文字を区別しない場合、case foldをチェックします。"OK"ボタンを 押すか、Enterキーを押すと、メイル一覧表示画面内を検索し、入力文字列に マッチするメイルをマークします。 3-2: メイルの移動、コピー、削除 Shift+Ctrl+M, Shift+Ctrl+C, Ctrl+dで、メイルの移動/コピー/削除を行いま す。ツールバーにMoveボタンが表示されている場合、メイルの移動にはこのボ タンを使うことも出来ます。 マークされているメイルが一つも無い場合、カーソルで選択されているメイル を移動/コピー/削除しようとします。 マークされたメイルが一つでもあれば、マークされたメイルだけを移動/コピー /削除しようとします。 移動/コピーの場合には、フォルダを指定するダイアログが出ます。新規フォ ルダを作成したい場合には、Create New Folderボタンを押します。 移動/コピーの際には、以下の点に気をつけて下さい。 * 移動/コピー先として指定できるのは、自分が Messageフォルダとして指定 したフォルダの下にあるフォルダだけす。 例えばGeneral SettingでMessage Folderが c:\Documents\Messages になっている場合、移動先を c:\Documents\Messages\from\ktkawabe にする事は出来ますが、 c:\from\ktkawabe にする事はできません。 (フォルダ名入力ダイアログ内でこの様な不正なフォルダを指定する事は出来 るのですが、このような指定をすると、「そのフォルダはMessageフォルダの 下に無いよ」という意味のメッセージが出て再入力を促されます。本当はそも そも、フォルダ名入力ダイアログの中で、不正なフォルダ名が選択出来ないよ うにしてしまえば良いのですが、これは将来対応予定という事にしておきます。) * 移動/コピー先のフォルダ名に、4桁の10進正数値を使用してはいけません。 この形式は XJMailがメイルのファイル名に使用するものなので、フォルダ名 にこれを使ってしまうと XJMailが混乱してしまう可能性があります。 なるべくならこの様なフォルダ名の使用は避けて下さい (将来的にこの制限は 取り払われる予定です)。 御使用のフォルダセレクタモジュールによっては、この様なフォルダ名のフォ ルダを作成出来ない様になっています。 3-3: フォルダ間の移動 gキーまたはmenu->file->goto folderで別のフォルダに移動します。 フォルダ指定に関する注意は、移動/コピー/削除の場合と同様です。 4: メイルを受ける ツールバーのRemoteボタンを押す、メニューのMail->Receive(もしくは Receive and Send Mails)を選択する、Ctrl+rを押す、のいずれかの方法で、 メイルを受信します。 インターネット接続の設定により、接続を確認するダイアログが出たり出なかっ たりするでしょう。接続中、どのタイミングでも接続をキャンセルする事が出 来ます。メニューからCancelを選択して下さい。 受けたメイルはinboxフォルダに保存されます。 もし一つでも新たに受信したメイルがあるならば、カレントフォルダも受信後 自動的にinboxフォルダに移動します。 4-1: 手動での受信メイルの選択 手動受信の設定になっている場合には、画面にダウンロードするメイルのリス トが出ます。画面左端に出ているM/C/X/Pのマークは、それぞれそのメイルが Move (ダウンロードした後、サーバーから削除) Copy (ダウンロードした後、サーバーに残す) Delete (ダウンロードせずに、サーバーから削除) Peek (ファイルの先頭の方を少しだけダウンロードし、サーバに残す) される事を示しています。 何もマークがついていないものは、ダウンロードせず、サーバーからも削除さ れない事を示します。 メイル番号のすぐ左にRのマークが付いているものは、過去にダウンロード済 みである事を示し、このようなメイルは(あなたが特に指定しなければ)ダウン ロードされません。 POP Settingsで、Leave MessagesのチェックボックスがOnになっている場合に は、初期状態ではほとんどのメイルにC(コピー)のマークがついているでしょ うし、このチェックボックスがOffだったら、ほとんどのメイルにM(移動)のマー クがついているでしょう。 Reject mails larger thanでファイルサイズ制限をしている場合、この制限に ひっかかるメイルにはマークが何もついていないか、Peek into large mails をチェックしている場合にはPのマークがついているでしょう。 さて、このマークですが、ツールバーのボタンもしくはm/c/d/p/uキーで変え る事が出来ます。Mマークのついているメイルに対してcを押すと、マークがc に変わります。Mマークのついているメイルに対してmを押すと、マークが解除 されます。uはどんな種類のマークでも解除します。後は類推して下さい。 全てのメイルを気に入るようにマークしましたら、Start to Downloadボタン を押すか、Shift+Ctrl+Dか、Menu->Session->Downloadで、メイルの受信をは じめます。 Automatically Disconnectの設定がしてあれば、受信後通信を切断します。 4-2: 自動受信 自動で受信する設定になっている時には、勝手に受信するのであまり考えるこ とはありません。設定項目については 1-2:と 4-1:を参考にして下さい。 5: メイル原稿を書く メイル書きに関係するフォルダは2つで、draftフォルダとoutフォルダです。 draftフォルダは書きかけの原稿を入れておくところ、outフォルダは完成した 原稿を入れておくところ、と考えて良いでしょう。 5-1: 新規メイル 基本画面でShift+Ctrl+Nを押すか、ツールバーのNewボタンを押すか、メニュー からmail->write newで、外部エディタが起動し、メイルの原稿を書く事にな ります。原稿は最初 To: Subject: From: あなたのメイルアドレス ---- という様になっていますので、To:やSubject:や本文を適当に書いてください (書く前に5-3:を良く読んでください)。 原稿を書いた後に、その原稿をどこに入れておきたいか聞かれます。 選択肢は、draftフォルダ/Outフォルダ/すぐに送る/破棄する の4つです。 破棄する場合、原稿は本当に消されてしまいます。 5-2: 返信 任意のメイルにカーソルを合わせた状態で、Replyボタンを押す/Shift+Ctrl+R を押す/メニューのmail->Replyを選択する と、そのメイルに対する返信原稿 を編集する事が出来ます。 原稿を書いた後に聞かれる事は、新規メイルと同じです。 返信の場合、To:、Cc:、References:等のフィールドが255文字を超える場合に は、それらのフィールドは原稿の中で自動的に255文字に切り詰められてしま います。この場合には、255文字を超過する分は、申し訳ありませんが手で打 ちこんで下さい。そのうち修正します。 5-3: ヘッダと本文 メイル原稿のヘッダと本文は、 "----" という行で区切られています。この行を削除したりしないで下さい。この行の 前にヘッダを、後に本文を書きます。 ヘッダについては、現在 From: To: Cc: Fcc: Dcc: Subject: Reply-To: References: In-Reply-To: が解釈されるようになっています。それ以外のヘッダは、書いても良いですが 送る時に削除されます。 From:, To:, Cc:, Dcc:, Subject:, Reply-To:には日本語を使用する事が出来 ます。(が、From:はOutgoing Settingで設定した文字列がそのまま入っている ので、初期状態では日本語文字列は含まれないはずです。どうしても日本語を 入れたい場合には 原稿毎に手で日本語を入力しなければなりません。) Fcc: には、メイル送信後にドラフトを移動したいフォルダを指定します。 General Settingsで指定したMessageフォルダをルートとして相対指定します。 例) Messageフォルダがc:\documents\messagesで、メイルを送信後に c:\documents\messages\psion\psion-ml-jに入れたい場合。 fcc: psion\psion-ml-j もしくは fcc: psion\psion-ml-j\ と記述します。\はスラッシュ"/"で代用可能です。 fccの指定が無い場合、原稿は送信後にsentフォルダに入ります。 Dcc: は、所謂 Bcc:の代替機能のために使用するヘッダです。メイルはTo:, Cc:, Dcc: に記述した相手全員に送られますが、Dcc:欄そのものは配信時に削 除されます。 将来的には、Bcc:に記述された相手に対してだけ「このメイルがBcc:で送られ たものです」という事を示す何らかのサイン(例えば "Bcc: bcc-recipients" 等)を送付するという形でBcc:も実現しようと思っています。 (それから念のため、 From:にはSMTP Settingで設定したアドレスが入っています。 To: には相手のアドレスを書きます。 Subject: にはメイルの要件を書きます。 それ以外の事が分からない場合、おいおい分かるようになると思いますので 気になさらないで下さい。最低限From:, To:, Subject:の3つだけが書かれて いればOKです。) 5-4: 再編集 draftフォルダまたはoutフォルダに移動し、任意の原稿にカーソルを合わせて Enterを押すと、その原稿を再編集するか、すぐに送るかを選択する事が出来 ます。 6: メイルを送る 6-1: まとめて送る Outフォルダに入っている原稿は、いつでもまとめて送信する事が出来ます。 Shift+Ctrl+S/menu->Mail->Send the whole OUT folder で、SMTPサーバに接続し、Outフォルダ内の原稿を全て送信します。 原稿が変だったりして送信に失敗すると、そのメイルとそれ以後のメイルは送 られずにOutフォルダに残ります。 6-2: 一通だけ送る OutフォルダまたはDraftフォルダに移動してから、任意の原稿にカーソルを合 わせてEnterを押すと 再編集/すぐに送る という意味のダイアログが出ます。 ここですぐに送るを選択すれば、このメイルだけを送ろうとします。原稿を書 き終わった後のダイアログで「すぐに送る」を選択しても同じです。 6-3: POP before SMTP 送信設定(Shift+Ctrl+O)で POP before SMTPがチェックされている場合には、 送信動作の前にPOPサーバに接続し、認証動作を行います。 6-4: 受信後送信 Ctrl+bまたはメニューから Mail -> Both (Receive and Send)を選択する事に より、POPサーバーに接続してメイルをダウンロードしてからOUTフォルダのメ イルを全て送信します。 6-5: いわゆる半角カナ いわゆる半角カナの送信には対応しておりません。これは、半角カナと呼ばれ ている文字コ−ドが、インタ−ネット通信においては標準的なものではなく、 使用したばあいに様々な不都合を生ずる可能性があるからです。 ただし、PCからEPOCデバイスに移動したファイルの中には、何かの誤りでキャ ラクタコ−ドの&A1から&DFまで(MS-DOSやWindowsのエディタなどで使用される 半角カナコ−ド)が紛れ込んでいる事も考えられます。このため、誤ってこれ らのキャラクタコ−ドをそのまま送ろうとしたばあい、XJMail は半角カナを 普通の2bytesのカタカナ(いわゆる全角のカタカナ)に変換して送信しようとし ます。半角カナ以外の8bitコ−ド系は処理できませんので、そのようなコ−ド を含む文章を送信しようとすると、送信を中止します。 インタ−ネットで通常使用されるべき文字については、RFC1468という文書に 記述されています。もし少しでも御興味をお持ちであれば、是非御一読をお勧 めいたします。この文書はインタ−ネットの様々な場所に起かれており、検索 エンジンを使用してRFC1468を検索すれば、容易に見付ける事が出来るでしょ う。 7: アカウント管理 XJMailでは、複数の設定を使い分ける事が出来ます。 XJMailでは便宜上 「アカウント」という言葉で設定の単位を表しますが、こ れは必ずしもPOP/SMTPアカウントの事を指すだけではありません。 例えば、全く同じPOP/SMTPアカウントで、Don't ask before downloading の 設定だけが異なるような XJMailのアカウントを作成し、使い分けるような事 も可能です。各アカウントの設定は完全に独立なので、例えば複数のプロバイ ダ毎に違うフォルダ構造を設定したり、逆に全く同じフォルダを複数のプロバ イダ間でシェアする事も可能です。 7-1: Account Manager Shift+Ctrl+Tで "Account Manager" ダイアログを出してください。 Account: の欄に、現在使用中のアカウントが表示されています。 7-2: アカウントの変更 既に複数のアカウントを作成なさっておられる場合、Account:欄をカーソルキー で変更するなり、Tabで一覧を出すなりして任意のアカウントを選択し、その 後で Use ボタンを押せば、選択されたアカウントを使用します。 7-3: 新規アカウントの作成 Newボタンを押すと、新規アカウントを作成した後、そのアカウントを使用し ます。まずアカウント名を入力した後に、General/POP/SMTPの順で各種設定を 行います。先程まで使用していたアカウントの設定がコピーされていますので、 適宜変更して下さい。アカウント名には、使えたとしても日本語を使わない方 が無難です。 7-4: アカウントの削除 Deleteボタンを押すと、Account:欄に表示されているアカウントを消去した後 に、再度 Account Managerダイアログに戻ります。アカウントが一つしか無い 場合、そのアカウントを消去することは出来ません。 8: 他のメイラからのメイルの読みこみ/その他 他のメイラ(例えばMessageSuiteのEMail)のメイルをXJMailで読めるように変 換したい、という目的のため、XJMailでは変換モジュールをサポートいたしま す。このモジュールの事を、XJMailではimporterと呼びます。Ctrl+iで、利用 可能なインポーターモジュールの一覧が表示されますので選択して下さい。 2000年7月20日現在XJMail開発者から提供されているのは、 ER3/4 MessageSuiteのEMailのためのimporterだけです。 (ちなみにERとはEPOC Releaseの略で、要するにOSのバージョンを表していま す。Series 5とGeoFox OneがER3, OsarisがER4です。Series 5MX/ 5MX Pro, Revo/ Revo Plus/ Mako, Series 7, netBook, MC218はER5です。) また、importerが内部で何をするかはimporter次第なので、メイルの読み込み 以外でも様々な目的のimporterを作成する事が可能です。 2002年6月23日の段階では、 所謂「メイル振り分け」のためのモジュールである hsARefile 所謂「メイル並べ替え」のためのモジュールである hsSorter 添付ファイル送信のためのモジュールである mkMulti が、匠(takumi)プロジェクトから、 指定したメイルを切り出して@niftyの会議室ログ形式に変換するためのモジュー ルである pXツール が、jinxi氏から、 EPOCのAgendaを Panasonicの PHSである KX-HS110/HV200 のスケジューラ形式 に変換してXJMailのメイルに添付するためのimporterである Agenda -> KX-HS110/HV200が高須賀氏 から それぞれリリースされております。 皆さんがそれ以外のものを書いて下さった場合、ktkawabeのwebサイトで(も) 是非公開させていただきたいので、御連絡下さるようお願いいたします。 Importerモジュールのインストールにつきましては、各モジュールの説明書に 従ってください。 Importerモジュールの作成方法につきましては、XJMailソースパッケージに含 まれますImporter.txt を御覧下さい。 9: その他の機能 Shift+Ctrl+aで、Aboutダイアログが出ます。ダイアログが表示されましたら、 すかさずCtrl+cを押す事でその内容をクリップボードにコピーする事が出来ま す。不具合の報告をなさる場合、この内容をそのままメイルの中にコピーすれ ば、話が判りやすくなり、沢山の方が話を聞いてくださるかもしれません。 10: よくある質問とその回答 Q: XXXXというエディタを使いたいのだが、"Module does not exist"とか "Cannot run this editor"と言われて使えない。 A: エディタ指定のための文字列の書式がうまく入力されていません。1-1:の External Editorの項を良く読み、フルパスを指定すべきなのかそうで無いの か判断しましょう。 Q: JMemoを使っているのですが、原稿を書こうとしても5:に記載されているよ うな原稿が現れず、常に空のファイルが開かれます。 A: こやま氏のオリジナルJMemoは、1-1:に記載されている 「…SJISテキストを直接編集出来て、他のプログラムから呼び出す事の出来る ものなら何でも構いません」 という条件を満たしません。JMemoを使うのであれば、ktkawabeが配布させて いただいている Private Patch版 (http://www.hi-ho.ne.jp/ktkawabe/densha.html)を使用して下さい。 Q: "Invalid character appeared"という警告が出て、メイルが出せません。 A: 原稿のキャラクタセットがSJISであるかどうか確認して下さい。XJMailは UTF-8等のキャラクタセットで原稿を書く事をサポートしていません。 Q: "HostResolverGetByNameA failed" と言われて、サーバーに接続出来ません。 A: サーバー名が正しく入力されていないという例が頻繁に報告されておりま す。例えば、サーバーの名前をわざわざ所謂全角文字で入力してはいけません。 例えば、"hi-ho.ne.jp"というサーバー名の中に含まれるハイフン"-"ですが、 これは Fn+何かのキー(機種によって異なる) を押す事によって入力します。これを Shift+Fn+何かのキー で入力した場合、見かけが同じだがコードの異なる記号が入力される事がある 様です。 Q: DsLinkを使用し、PC経由でLANに接続しています。POP接続中にCtrl+Eでキャ ンセルすると、メイルボックスがロックしてしまうので、仕方なくPOPセッショ ンそのものをkillしなければなりませんでした。 A: DsLinkがソケットの切断を正しく扱っていないためだと思われます。メイ ルボックスがロックしている件については、あわてる必要はありません。 DsLinkを終了すれば大概の場合正常な状態に戻りますし、終了しなくてもサー バーによるでしょうが数分待っていれば、タイムアウトしてロックが解除され るはずです。どうしても我慢出来ない場合、DsLinkの様な機能を持つ別のソフ ト(例えばMochaWin32 PPP) を使用して下さい。 Q: POPセッティングで、"Error in XJMail/POPSETTINGWRITER Syntax error" と表示される。 A: xjmail_20001225βまでの版に含まれる不具合です。アカウント名に空白な ど怪しい文字が入っている場合にこの現象が生じていました。怪しい文字を使 用しない様にするか、2001年元旦以後に配布されたものを御使用下さい。それ でもエラーが出るかもしれませんが、その場合には xjmail-test-ML(http://www.hi-ho.ne.jp/ktkawabe/XJMail/ML.html)まで御連 絡下さい。 Q: UniFEP V2環境の内蔵メイラから送信したメイルのSubject:が文字化けして 表示される。 A: 過去において、UniFEP V2の内蔵メイラに存在した不具合で、XJMailとは無 関係です。UniFEP V2に最新のサービスアップデートをあててあれば、この不 具合は生じません。 Q: xjmail_20010225かそれ以前のバージョンにおいて、メイルを受信しようと したらいくら待っていても受信が終わらず、XJMailがキー入力を受け付けなく なったので強制終了させねばなりませんでした。どうも特定のメイルでそうなっ ている様なのですが... A: 20010603でフィクスされました。 Q: XXXXという機能を実装して下さい。 A: XXXXという機能が実装されると何が素晴らしいのか、まずは実際に実装を やりそうな人を説得して下さい。 11: 不具合等の報告 本文書の「9: その他の機能」「10: よくある質問とその回答」や、XJMailパッ ケージに付属する文書である XJMail_jpn.txt の内容を良く御読みになった上、 xjmail-testメイリングリスト (XJMail_jpn.txt の「4: 情報交換のためのメイ リングリスト」参照)まで御報告下さい。その際、以下の事に留意していただけ ますと話が早くなるかもしれません。 メニューの "Tools" -> "About XJMail..." (もしくは Shift+Ctrl+A) で表示 される "About XJMail" ダイアログには、XJMail の全ての関連コンポーネント のバージョンが表示されます。 同ダイアログ表示直後に Ctrl+Cを押せば、表示情報がクリップボードにコピー されます。不具合報告にはなるべくこの情報を含めてください。 XJMailの設定は、 \System\Apps\XJMail\[アカウント名].ini というテキストファイルに記されています。アカウント名が myaccountだとする と、設定ファイルは \System\Apps\XJMail\myaccount.ini です。 設定ファイルの中には、あなたのメイルアドレス、POPサーバーと POPユーザー 名、SMTPサーバー、SMTP認証ユーザー名(SMTP AUTH使用時)等の個人情報も記載 されていますが、POPパスワードや SMTP認証パスワードなどの秘密情報は記載さ れていません。あなたの不具合があなたの設定でだけ再現するという場合もあり ますので、不具合報告にはなるべく設定ファイルも含めてください。 以上